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何かあった時に使います。

ウルトラゼットライザー MEMORIAL EDITIONとかいうウルトラやばい玩具

どうもお久しぶりでございます。パイソンです。
前回の記事を最初で最後にしようかと思っていたのですが、明るい話題で気持ちを綴りたい出来事があったので地獄の底から舞い戻ってきました。
ミリオンライブのほうは………まあ元気にやれてます。4コマで心が救われました。
詳しくは夏服4コマの「ねえねえ見て見て♪」をご確認ください。



さて、タイトルにもあります通り今回はバンダイから発売され6月16日より順次発送されているウルトラマンZの集大成的アイテム
『ウルトラゼットライザー MEMORIAL EDITION』についての記事になります。
最後までお付き合い頂けると、ウルトラ嬉しゅうございます!


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パッケージです。
最強なりきりセットなんかでは一番小さく描かれていたオリジナルが手前。最終回効果……というより、やはり基本の姿だからでしょうかね。

正直届くまでのテンションはそこまででもなかったのですが、届いて遊んだ瞬間一気に心が1年前へと帰りました。それほど凄いアイテムだったのです。これは感想をまとめずにはいられないな、と。

本来5月発送予定だったのですが諸々の事情で6月に延期。しかしそれが却ってウルトラマンZ放送1周年のタイミングに重なるというウルトラミラクルが起きたりしています。
というか、もうウルトラマンZも1年前になるんですね。早いなあ………


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ウルトラゼットライザー MEMORIAL EDITION本体。
大好評を博したDXウルトラゼットライザーのアップデート版で、変身サウンドや一部のメダルの音声が変更。さらに劇中の変身シーンを再現した『劇中モード』の搭載やBGM再生機能、さらにキャラクター達の作中のセリフ【全318種】を収録したウルトラとんでもない玩具です。
これからそのとんでもなさを紹介していけたらなと思っています。

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DX版との比較です。右がメモリアルエディション。
ブレード部分の塗装が変更されていて、手に取るとよりわかりやすいのですが高級感が出ているような気がします。ウルトラリッチ。


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付属品のウルトラメダル。
ウルトラマンゼットのアルファエッジ、ベータスマッシュ、ガンマフューチャー、デルタライズクローの各タイプのメダル4枚と、作中において巨大戦闘時の武器として使用されている際にスリットにセットされている武器モード再現用メダルが3枚付属しています。
いずれもここでしか手に入らないメダルですね。武器モード再現用メダルはDCDウルトラマンフュージョンファイト!とは連動していません。

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こちらはウルトラアクセスカード(劇中プロップデザインver.)
名前の表記が地球文字のカタカナだったDX版から劇中仕様の光の国の文字に変更されています。材質は相変わらず紙のままですが、DXダークゼットライザー付属のヘビクラ隊長のアクセスカードのようなすぐ白欠けするような紙質ではないので安心です。
(写真は保護用のスリーブをつけてある状態です。)

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比較画像。ついでにヘビクラ隊長のアクセスカードも写してみました。
劇中プロップデザインver.はいずれもゲーム用バーコードが存在しないためDCDウルトラマンフュージョンファイト!とは連動していません。


それではウルトラやばい遊びの幅についてご紹介していきましょう。


基本的な「トリガーを短押しして起動、アクセスカードとメダルをセットして音声を楽しむ」という部分は変わっていないのですが、ウルトラマンゼットの変身サウンドが作中仕様に変更されていて
DX版だと変身サウンドが鳴り終わってからタイプ名が流れていたのに対し
メモリアルエディションだと変身サウンド中にタイプ名が流れる劇中の仕様と同じものになっています。これは、劇中モードでなくてもこの仕様で統一されています。
(DX版仕様の変身サウンドは同梱のメダルを単独リードすると聞くことができます。)

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ウルトラアクセスカードですが、実は認証機能自体はDX版もメモリアルエディションも全く同じなので「プロップデザインを遊び倒すのはちょっと……」という方でもDX版があればそちらを遊び用に使ってプロップデザイン版を観賞用にするということも可能です。
画像は手前がDX、下がメモリアルエディションですが窓から見える部分はDX版もプロップデザイン版も同じ部分になるので遊ぶ用にDX版を使ったとしても見劣りはしませんね。

ちなみにDXウルトラゼットライザーに劇中プロップデザインのアクセスカードをセットしても従来通りに遊ぶことができます。一応……


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画像は上がメモリアルエディションです。何か違いますね?
そう、これこそがウルトラゼットライザーメモリアルエディションをウルトラやばい玩具たらしめている理由の全てです。
これは上がAボタン、下がBボタンとされていて
Aボタンは作中のセリフが1話から順に25話のものまで再生される言わばセリフボタン。さっきも言いましたとおり主要キャラの短いセリフから掛け合いセリフまで全318種あります。ウルトラ狂ってます。

BボタンはBGM再生ボタンです。主題歌『ご唱和ください、我の名を!』を初め劇中のBGMが収録されています。全5曲と紹介されていたはずなのに蓋を開けてみれば21パターンものBGMが収録されているという逆広告詐欺。ゼットさん、光の国では数字の概念をどう教わったんです?
いやこれは開発者のヒカリに問い合わせるべきかな……星間電話になっちゃうね。


BGMを流しながら変身遊びも可能ですし、セリフも流せます。未だにサウンドトラックが発売されていないので単純に曲が聴きたい時に使ってもいいかもしれませんね!(ってか劇場版ないならサントラ早く出して……)


これらの2つのボタンを短押しするか長押しするかで遊び方が変わってきます。
Aボタンは短押しするとセリフがストーリー順に再生され、長押しするとセリフがストーリー順でなくキャラクター順で再生されるようになります。掛け合いのものはメインキャラとされている側が優先されるようです。
長押しする度に
①ゼット
②ハルキ
③ヨウコ
④ヘビクラ
⑤コジロー
⑥ユカ
⑦リク
⑧カブラギ
と、メインキャラが切り替わります。再生されるセリフは通常時と同じ、はずです。
セリフ全318種の詳細は購入者用のweb取扱説明書にすべて掲載されています。同梱の説明書じゃ書ききれないもんね、仕方ないよね……
(PDFまるまる4枚分ぐらいありました)


Bボタンですが、短押し時は曲の再生/停止と切り替え。長押しすると『ハルキ劇中モード』を起動します。ここからさらにAボタンを長押しすると『リク劇中モード』『カブラギ劇中モード』へと切り替えることができます。通常モードに戻す時は再度Bボタン長押しです。

これがガチのヤバみを感じるウルトラエモーショナルモードで、セリフ遊び、BGM再生と合わせて遊ぶと劇中のセリフと掛け合いを再生しつつ劇中と同じタイミングで劇中と同じBGMを流しながら劇中と同じ変身サウンドを楽しむという、もうそれ本編見た方が早くない?というレベルの遊びがこの玩具1本で行えます。
もう1度言います。ウルトラ狂ってます。

そしてなんと言ってもこの劇中モードだとDX版では鳴らなかったブレードスライド後の「ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!」のセリフも当然入っています。これだよこれ!これを待ってたんだよ!
(メモリアルエディションであっても通常時に「ご唱和ください!」は流れないようです。あくまで劇中モードのみの仕様らしい)

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この劇中モード遊びも、ゼット オリジナル(7話)のものから各タイプのバンク(Beta Smash!のトーンも3話などの劇中仕様)、珍妙な掛け合いが爆発的な印象を残した1話のアルファエッジ、キングジョーから飛び降りながらの変身を見せた最終回のデルタライズクロー(ヨウコとの掛け合い、一同のご唱和も入ってる)、さらに初回のライトニングジェネレード、竜巻閃光斬、リクがグリーザに飲み込まれる前の掛け合いも入っています。
BGMは劇中と同じ尺で、セリフも恐らく劇中の音源を使用しているため本当に本編と同じタイミングであらゆる音を流せます。収録数が多いのは新録していないからなのかもしれませんね。これに加えて通常のメダル音声も鳴るってんだから容量がどうなってるのか不思議でなりません。


劇中モードって言ってもメダル持ってないし、今回が初めてだし、サンダーキラーに使用されるエレキングエースキラーのメダルは食玩限定で1BOX各1の鬼畜アソートだったし……と思うかもしれません、が。

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なんと、劇中モードに限り使用するメダルは付属しているゼット各タイプのメダルから3枚を使用することでまかなうことが可能です。なんならウルトラメダルでさえあれば他のものでも大丈夫なようです。(武器モード再現用メダル以外)
とても優しい仕様ですね。完全再現したければ対応のメダルを使えばいいし、音声だけなら付属のメダルで楽しめるし、と。

なお、リク劇中モードはギャラクシーライジングのみ対応で、ジードライザーで変身するタイプと同じ組み合わせのメダルを使用したパターンのものは用意されていません。当然っちゃ当然ですが。


他にも音声がアップデートされていて、例えばDX版だとテレスドンの鳴き声が再生されていたデストルドスメダルも、ダークゼットライザー同様劇中のデストルドスの鳴き声が再生されるように変更されていたり
ウルトラ六兄弟メダルとメビウスメダルを合わせるとメビウスインフィニティーの名前がコールされるようになるなど細かな追加変更もありました。
武器モード再現用メダルはハルキorリクのアクセスカードをセットした状態で2枚以上リードすると特別なセリフが流れます。(カブラギだとエラーになります)

ちなみに付属のメダルをDX版にリードするとゼットのメダルはすべて「ウルトラヒーロー」扱い。ダークゼットライザーだと個別音声が流れました。
武器モード再現用メダルに至ってはメダルとすら認識されませんでした。これに関してはダークゼットライザーも同様です。




……と、長々と紹介しましたが簡単にまとめると

・待望の「ご唱和ください、我の名を!」からの変身遊びを実現した劇中モード搭載
・作中のセリフ318種、BGM21パターンを収録したウルトラ驚愕のボリューム
・BGMと劇中モードの組み合わせで再現度極まる、エモーショナル爆発 !
「俺が『ウルトラマンZ』だ」と言わんばかりのウルトラ完全再現
・ブレード部分の塗装の変更
・既存メダルの音声追加、変更あり
・ここでしか手に入らないメダル7枚
・プロップデザインのアクセスカード

と言ったところが見所でしょうかね!

一番狂ってるのはこれだけのボリュームでありながら送料入れてやっと10000円超えるという価格設定かも知れません。CSM並みかそれ以上でしょこれ……
現在受注は終了しているため声を大にして「みんな買ってね!」と言えないのはウルトラ申し訳ない気持ちでいっぱいなのでございますが、もしなにか機会がありましたら是非手に取って頂きたい逸品です!

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(昨年、第1話ロケ地の調布に行ってきた時に撮影したものです。)

最後になりますが、放送から1年経ってもウルトラマンZは心を熱くさせてくれる作品なんだなと改めて実感しました。
いつか劇場版も……あわよくばレッドマンとの共演が見てみたいものです。

ウルトラマンZ、放送1周年ウルトラおめでとうございます!

それでは、またどこかで!